私は33歳で小学生二人の子供がいます。10代のころはどちらかというと乾燥肌で、思春期にもニキビで悩んだことは数えるほどしかありません。
20代以降も、仕事が忙しく寝不足になった時や、つい暴飲暴食をしてしまった時に、たまに口元にニキビができる程度で、「肌がきれい。」と言われることも多かったです。
つわりで食べれないせいでニキビが顔中に・・
妊娠初期は、ホルモンバランスの変化やつわりの影響でニキビができやすいってご存知ですか?
一人目の子供を妊娠した時、私は24歳でした。年齢が若いこともあり、初めての妊娠は嬉しさよりも不安の方が大きかったです。そのためもあってか、妊初期に見られるつわりがかなりひどく、食生活が妊娠前とがらりと変わってしまいました。
食べられるものがほとんどない状態で、スナック菓子やインスタントラーメン、フライドポテトなどの味が濃い食べ物ばかりを好んで食べていました。また、夜も眠れない日が続き気が付いたら顔中にニキビができていました。
口周りには小さなニキビがたくさんでき、頬には大きなニキビが数個常にできている状態です。
毎朝鏡を見るたびにどんどん増えていき恐怖すら感じました。夫も今まで特に肌トラブルがなかったわたしの変わりように驚いていました。
つわりだけでなく、ニキビも加わり妊娠初期は本当に地獄のような日々でした。
妊娠によるホルモンとつわりがニキビの原因
妊娠中のニキビを治すために、産婦人科で相談した所、妊娠によるホルモンバランスの変化とつわりによる食生活や生活習慣の乱れが大きな原因だろうと言われました。
また、つわりやニキビを必要以上に気にすることも、ニキビを悪化させる原因とアドバイスされました。
妊娠中でも薬の処方ができないことはないと言われましたが、まだ妊娠初期の大切な時期だったこともあり、まずは医師からのアドバイスを元に、食生活と生活習慣の乱れを改善することにしました。
つわりで食の好みが大きく変わってしまい、脂っこいものやスナック菓子ばかり食べていました。食べれるものを我慢するとつわりが悪化したりストレスになると感じたので、食事の前にみそ汁やスープを飲んでお腹を膨らませました。
塩気のあるみそ汁やスープはつわり中でも抵抗なく飲めたので、助かりました。また、冷たいものも口当たりがよく、気持ちの悪い時でも口にすることができました。
そのため、アイスクリームやゼリーもたくさん買い込んで、小腹がすいた時に口にするようにしました。お腹がすくと、気持ちが悪くなり、大量に脂っこいものを食べてしまうので、ちょこちょこ食べてなるべくお腹を空かせない努力をしました。
また、夜もヒーリング効果のある音楽を流したり、アロマをたいたりして安眠できるように努めました。
これらの努力は、割とわかりやすく効果として現れました。食生活と生活習慣を見直して二週間くらいで、目に見えて口周りの小さなニキビが改善されました。
また、ストレスもニキビに悪影響と思い、なるべくニキビを気にしないように生活していました。ニキビができ始めた時は、人目に触れたくなくて外出の予定をキャンセルしたり、来客が会っても会うことを断ることもありました。
夫にも肌荒れやニキビを指摘されて、顔を合わせたくないと思い始め、夫が仕事に行ってから起きて帰宅する前に就寝することもありました。
ですが、ニキビに対する意識を変えようと考え始めてから、ニキビがあっても気にせずに外出したり、自らネタにしたりするようにしました。その結果、段々とニキビができている状態の私に周りも慣れてくれ指摘されることも減りました。
ニキビで悩んでいる同僚とニキビを悪化させずにカバーするメイク用品の情報交換をして親密度が増すなど新たな楽しみもできました。
結果として、私が試したニキビを直す二つの方法は、どちらも効果があったと思います。出産前には、ほとんど妊娠前と同じ肌の状態に戻すことができました。
つわりニキビはスムージーでビタミン摂取
この経験から食生活は、肌にダイレクトに影響すると感じました。脂っこい食べ物を大量に食べるとすぐにニキビができてしまいます。
ニキビ改善におすすめの栄養素として、ビタミン類があります。野菜や果物はもちろん、豚肉やレバー、アーモンドなどのナッツ類にも豊富に含まれています。妊娠中は食の好みも変わることが多いので、効果的に摂取することは難しいかもしれません。
中には、野菜の青臭いにおいが妊娠中は全くだめになったという話も聞きます。そのような時は、スムージーにして凍らせると味や臭いをほとんど感じずに食べることができます。
また、氷はつわり中でも比較的食べやすいという人が多いので、試してみることがおすすめです。また、塩気があるものを口にしたい時はみそ汁も良いですよ。味噌には栄養がたっぷり含まれていますし、余った野菜などをいれれば効率的に栄養をとることができます。
生活習慣の乱れやストレスも美肌には大敵です。特に肌のゴールデンタイムと言われる22時~深夜2時までは睡眠をとることがおすすめです。妊娠中は、生活時間が逆転してしまったり眠りたいのに眠れないということもよくあります。
つわりで眠れない時にはアロマもおすすめ
なかなか寝付けないという人には、私が試したような安眠を促す音楽やアロマを利用することも一つの手です。安眠を促す音楽は、レンタルショップ等や動画サイトでもたくさん取り扱っているので、試しに聴いてみてお気に入りが見つかれば購入すれば良いでしょう。
アロマに関しては、妊婦にお勧めできないものもあるので必ず専門家の意見を聞くようにしましょう。私もプロのアロマテラピーを受けて、妊娠中でも安心して使えてリラックス効果の高いアロマを処方してもらいました。もちろん、医師にもそのアロマを使用していいか確認しました。
妊娠中は、ただでさえ神経質になるし、普段ならなんともないことでも悲しくなったり苦しくなったりします。
体調の変化も大きく、心がついていかないこともたくさんあると思います。そのような状態で、にきびが大量にできたら心が折れてしまうこともあるでしょう。
ですが、妊娠中という特別な環境にあることが原因でできたニキビは必ず治ります。少しでも改善するように前向きに努力することが大切です。ストレスのない生活を送ることもニキビを改善するために大切なことです。